献血に年齢制限は当然として、配慮も

    献血に年齢制限は当然として、配慮も不足しているのでは。

 住民票が必要になったので役場に行った。玄関ロビーで男性が2人、「献血にご協力下さい」という看板を持って立っていた。〈忙しいからまた次の機会に〉と思いながら看板の横をすり抜けるようにして住民課の窓口の方に足を運んだ。窓口が少し混んでいたので、〈まあ、そんなに急ぐこともないか〉と思い直して、採血の申込み手続きをすることにした。

 問診票?だったかに必要事項(エイズに関連する事項が多いのに少し驚いた)を書き入れて提出した。受け取った係の男性が氏名や生年月日を口頭で確認しながらパソコンに記入しているようだった。前回、2年ほど前にも別の場所で献血していることがすぐに分った。「前回は海外旅行で韓国に行ったと書かれていますから、この欄は訂正させていただいてもよろしいですか」と確認を求められた。〈へえ、こんな小さなノートパソコンで、2年ほど前に別の場所で献血した記録を、即座に見られるんだ〉と驚いた。

 「質問ですが」とぼく。「どうぞ」と言うので、先程から気になっていたことを聞いた。「献血は何歳まで出来るのですか」。パソコンの向こうから「64歳までですが、あなたは前にもしていただいていますので、68歳まで大丈夫です」の返事。〈やっぱり年齢制限があるのか〉。当然とは言え、ちょっとガックリした気分に。

 次いで、看護士さんが検査のための採血をしながら「400ccの採血にご協力していただけますか」と質問。「はい大丈夫です」と答えて医者の前へ。血圧を測定しながら医者が言った「今日は暑いし、高齢だから安全のために200ccにしておきましょう」。
 採血車に移動して採血。大形バスの車体に大きく書かれている「400ccの採血にご協力下さい」を見て、またガックリ。


 「献血にご協力下さい」の看板の横をすり抜けるようにして通り越した時の気持、思い直して献血することにして年齢に制限があることを知った上に、高齢だから安全のため200ccで、と言われたショック等々、用事で役場に行き時間をやりくりしながら献血の求めに応じた者への配慮が、ちと足りない気がする。救急医療の血液が不足しているとのことだが、献血者への配慮も不足していないか、と思った。 (荒川 隆)

           

 

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